
マラソンでつなぐ復興 KOBE・MARATHON
マラソンと神戸。そこにある意外な関係、大切な想い
“日本マラソン” 発祥の地、神戸
2011年11月に開催された『第1回神戸マラソン』。
神戸の街は、この日22,958人のランナーが走り抜けました。
各地で開催されている近年の“市民マラソンブーム”の中、神戸では初めて?と、少々後発のイメージがありますが、実は、神戸は日本で初めて「マラソン」という呼称を使った大会が開催された街だということを、ご存知でしたか?
それは、さかのぼること1909年(明治42年)の3月21日。「マラソン大競争」という名の下、湊川埋め立て地から大阪に西成大橋までの31.7kmを、参加者はわらじを履いて走ったといいます。優勝者には、300円の賞金のほか金時計や銀屏風などの賞品が贈呈されたのだとか。当時の公務員の初任給が9円くらいだったといいますから、かなり豪華な賞金だったことがわかります。
この「マラソン」という呼称が初めて使用された大会として「日本マラソン発祥の地」とされる神戸。
『神戸マラソン』のスタート地点にもなった神戸市役所前には、その記念碑が建てられています。
日本最初の遠距離競争とは?
「マラソン」という名前を使った大会としては神戸が発祥の地ですが、現在のマラソンに近い大会が最初に行われたのは、1855年(安政2年)5月、当時の上野国(現在の群馬県)安中城主、板倉勝明が開催した「安政遠足」なのだとか。
文武両道を推奨する勝明は、藩士の心身鍛錬を目的として藩士96名を数組のグループにわけ、城門からの中山街道沿い約29kmの距離を走らせました。この「安政遠足」が、記録を競い合った遠足の最初と言われており、その記録は『安中御城内御諸士御遠足着帳』として残されています。
~人々のために走る~ 神戸マラソン
第1回大会が開催された『神戸マラソン』のテーマは、「感謝と友情(thanks & Friendship)」。
このテーマには、阪神淡路大震災からの復興に至り、神戸に手を差し伸べてくれた多くの人々への感謝の気持ちが込められています。
また、『神戸マラソン』のコンセプトは、自分のために走るのではなく「人々のために走る」こと。
被災から創造的復興を果たしてきたプロセスにおいて神戸っ子が体感したのは、喜びも悲しみも分かち合う―すべての人が仲間であるということです。
つまり、マラソンになぞらえると「走っている人」「応援している人」双方が喜びを共有したり、知らない人同士が仲間になったり、辛いときに声を掛け合ったり助け合ったり・・・・・・。
そんなマラソンを通じて、今回の東日本大震災で被災した方々にもエールを送ることができるマラソンにしたい、というのが根底にあります。
その被災地からは、641人もの方々がエントリー。ともに走ることで、この想いを共有できたのではないでしょうか。このマラソンを通じて、神戸の“復興力”が東日本に紡がれていくことを願ってやみません。
神戸“らしい”神戸マラソンとは?
神戸マラソンを語るには、もうひとつの側面、“神戸らしさ”をご紹介しなくては。
この大会の魅力は、走りながら神戸の観光名所を巡れること。
例えば、長田区の「鉄人28号」モニュメントと対面できたり、潮風さわやかな「明石海峡大橋」を望むことができたり・・・・・・と、神戸の街の魅力をいっぱい楽しむことができます。
さらに、特筆すべきは『おしゃれランナー賞』があること!
ただ、走るだけじゃもったいない、ということでお洒落に決めて応援する人々も楽しませてほしい、というコンセプト。
さすが、ファッションの街、神戸です。
この賞は、「神戸ファッションウィーク」とのコラボ企画。今回は、165人ものお洒落自慢のランナーたちがエントリーし、美を競い合いました。
この『おしゃれランナー賞』は、参加ランナーなら誰でもエントリー可能。エントリー時にはプロカメラマンによる撮影もあるなど、完走以上の思い出作りができるはず。
走るなんてムリ! 超初心者だからいきなりマラソンなんて・・・・・・というあなたも、走るだけにとどまらない魅力いっぱいの『神戸マラソン』に、今年はぜひ参加してみませんか?
| 今年も開催決定! | 『第2回 神戸マラソン』 |
|---|---|
| 2012年11月25日(日) 詳しくは http://www.kobe-marathon.net/ |
長距離走るマラソンですから、ただのんびり走ればいいというわけではありません。
ちょっとしたコツ、工夫こそが怪我なく安全に完走する秘訣。
正しいフォームを知って、さぁ今日から『神戸マラソン』へむけてトレーニングしてみましょう!
●初心者向け 正しいフォームの極意
| その1 | 背中が伸びていること 初心者は首を突き出してしまいがち。鏡などでチェック! |
| その2 | 足の蹴りだしは親指の付け根から 親指の付け根で地面を蹴り、かかとから着地することが基本 |
| その3 | 腕振りは、肘から後ろに引き、拳は肩の位置に 疲れてきても指を軽く曲げ、この振り方を崩さず意識すること |
その他、顎の位置や呼吸なども大切です。
まずはこの3つに重点を置いてフォームに慣れること。
急に走るスピードにするのではなく、慣れるまで歩く速度から徐々にスピードアップすることがコツ。
早さよりも、まずは元気に楽しく完走することを目標にがんばりましょう!


